FreeBSDにっき2
サーバにするなら、当然sambaにするしかないんだけど。
packagesからインストールすると、実は問題が。
まぁ、たいした問題ではないのだけど、これだと機種依存文字が保存できない。あ、ファイル名としてね。丸の中に1とか、ローマ数字の1とかそゆのが表示できずに”_”になってしまう。
コレを避けるためには、packagesではなく、portsからインストールする必要がある。
手順については、じつはこのページに詳しいのだけど、なくなったら困るので、自前でも記録を残しておこうかと。ちょっと誤植もあるしね。
まずは、iconvをオプション付きでインストールする
% cd /usr/ports/converters/libiconv
% sudo make config-recursive
% sudo make install clean -DWITH_EXTRA_PATCHES
インストール後以下のコマンドで、使いたいオプション(ここではEUCJP-MS)が使えるかどうか確認する。
% rehash
% iconv -l | grep EUCJP-MS
これで、ウチの環境だとこんな風に表示される。
EUC-JP-MS EUCJP-MS EUCJP-WIN EUCJPMS
これで、下ごしらえはおけ。
次に本番のsamba。これも、portsからインストールする。
% cd /usr/ports/japanese/samba3
% sudo make config-recursive
% sudo make install clean
なぜか、ウチの環境だとCUPSのコンフィグで止まってしまったので、インストールをやり直した。
やり直すには
% sudo make config
で、選択画面が出るのでCUPSのチェックを外して「OK」。CUPSないとプリンタが使えないけど、ウチは元々プリンタつないでないので問題なっしん。
さて、これでインストールは終わったので、あとは設定。
% smbpasswd -a username
sambaを使いたいユーザのアカウントを追加してやる。
% cd /usr/local/etc/
% vi smb.conf
で、smb.confに手を入れる。swat?なにそれ?(笑)
昔は、ja-samba入れると、smb.confが日本語のファイルになってしまい、コンソールから編集するには、非常につらかったのだが、今はちゃんと英語表示になってるので大丈夫。英語ったって、だいたい読めば意味わかるしね。
私が編集したのは以下の箇所
workgroup = WORKGROUP
hosts allow = 192.168.0. 127.
dispaly charset = cp932
unix charset = EUCJP-MS
dos charset = cp932
cp932というのは日本語のこと。display charsetでswat時の文字コードを指定するらしい。私は使わないから関係ないけど、せっかくなのでおまじないとして書いておく。unix charsetがFreeBSD上での文字コード。はじめにiconvをカスタマイズしたが、それをしていないと上記指定だと化ける。その場合は“EUC-JP”とすればよいのだが、こうすると今度は機種依存文字が化ける。なので、結局上記カスタマイズは必須ってことだね。dos charsetはWindows側の文字コード。これも日本語を指定。
んで、ここまで設定できたら、以下のコマンドでとりあえず起動するかどうか試してみる。
% sudo nmbd
% sudo smbd
これで、ちゃんとWindows側から見えること、ファイルの読み書きが出来ること、機種依存文字のファイル名が作れることを確認。
で、問題ないようなら、/etc/rc.confに以下の行を加えて、再起動。
samba_enable="YES"
まぁ、こんなところかな。
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