言葉狩り
フルーツ果汁100%の文庫版3巻を読んでて思ったこと。
コミック版とセリフが違うところがある。
P93
「そっからヒトラーとか出てきたら困るぜぇ」
↓
「そっから恐竜とか出てきたら困るぜぇ」
P375
「エイズになっちゃうわアタシ」
↓
「病気になっちゃうわアタシ」
いやね。後ろの方のはいいのだよ。
もともとエイズは血液感染だから唾液からは感染しないし、そーゆー事実をさしおいて誤解を招くような表現というのは果たして表現の自由で片づけて良いかというとそうはいかないだろうと思うのだよ。
問題は前者。
ヒトラーから恐竜に書き直した理由が全く不明。作者が表現を変えようと思ったのならいいが(いいか?)、勝手に書店サイドでNGワード扱いして差し替えたとしたら、表現の自由の危機だで?
ナチの所行を否定するのと、ヒトラーの表記を否定するのにはなんの関係もない。むしろ、そういった歴史を知るためにこそ言葉というのは存在するんだろう。そう思うよ。
それを短絡に「ヒトラー、あぁナチだ。差し替えよう」とゆー発想は愚かにすぎる。
とゆー意見を白泉社に送ろうと思ったら、作品の感想は電話受付しかしてないんだそーだ。
おいおい。
いくら私でも、電話までして意見言おうとは思わぬよ。
メールなら、問い合わせられたのにねぇ。
そういうあたり遅れてる会社だなぁ・・・という認識にさせられる、な。
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
コメント