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2008/01/14

魍魎の匣

みてきたー。

まぁ、そんなに悪くないんじゃないのという思いと、そりゃないよという思いと。
そんなにネタばれするつもりもないけど、念のため反転。


 なんつーか、バラバラだなぁ・・・という気が。そりゃネタはバラバラ殺人だけど、だからってストーリィまでバラバラにしなくても・・・とゆー思いもあり。なんつーか短編をつぎはぎしてる感じで、果たして初見でストーリィがちゃんと理解できるんだろうか・・・と余計な心配までしてしまった。まぁ、普通に読んで6時間かかる小説を2時間の尺でやるんだからもともと無理があるといえばあるのかもしれないが・・・。

 木場シュウがかわいそうな扱い。ここで主役を張らないともはや後の話では脇役以下になってしまうよなぁ。といいつつ、宮迫博之に主役を張るのは無理かもねぇ。原作のカッコよさが丸でないよな・・・。直前に読んだ志水アキのマンガでの木場シュウがかっこよすぎたせいもあるかもしれない。

 残念といえば、関君も残念だったねえ。病気じゃあしょうがないけど、前作じゃ永瀬正敏の関君が一番ハマってたと思っていただけに、今回でなかったのは残念。椎名桔平じゃ固すぎて、関君の崩壊ぶりがだせてないよなー。

 田中麗奈が意外とよかった。前作では浮いてるような気がしたのだけど、一種のアクセントとして重要な役所かもしれない。

 話の方は・・・うーん? なんとゆーか、オカルティックな部分がないよなぁ。もっとお化けお化けしてたらよいのに(どーやるのかはわかんないけど)。話的にもいきなり榎さんとこに依頼が行ったり、赤井書房にバラバラが出たり、どーなんだろ? という話になってた。

 最後の謎の崩壊シーンもあるしな。あれって、結局なんで崩壊したわけ? 映画の最後のシーンでは崩壊しないといけないから? そんな手法じゃ狂骨は書けないでよ?

 結局、崩壊シーンが長すぎて、話の核がどこにあるのかわからんごとなってるし。あれ? 美馬坂はどーなったんだっけ? それすら忘れられてる・・・。

 ま、映画を見た後、原作を読みたくなったのはいいことかな。オカルトの話とか、何度読んでも面白いしねー。個人的には鉄鼠が一番すきなんだけど、魍魎もおもしろいよね。

 とゆーわけで、映画はこれはこれと思えば面白い・・・のかなぁ。魍魎を見るつもりで見るとガッカリするかもね。

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